誰もが認める世界的観光都市　サンクトペテルブルグ市政府のイベントを実施

2020年12月２日、日露地域間姉妹都市交流年記念事業である「もっとロシアを知ろう！」の第六回オンライン会合が実施され、ペテルブルグ市政府によるプレゼンテーションが実施されました。ロシア連邦科学技術文化交流庁駐日代表部との共催により実施いたしました。

ペテルブルグ市は、「観光業界のオスカー賞」ともいわれる World Travel Awards の先進的観光都市部門において、2016年以来５年連続で１位を受賞するなど、国際的に認められた文化都市であることは言うまでもありません。現在、コロナウイルスの感染拡大が続く中、WHO（世界保健機関）、UNWTO（国連世界観光機関）などと協力しながら、安全に観光客を迎え入れるための施策に万全を期しており、世界観光ツーリズム機関による Safe Travel（安全な旅行のためのプロトコール） に準拠したロシアでも唯一の都市です。

サンクトペテルブルグが、先進的な観光都市として常に高い国際的評価を受けている背景には、伝統的な文化遺産のみならず、新しい観光資源を積極的に開発し、情報発信を行っていることにあるということで、「ペテルブルグ料理」といった新しいジャンルにおける取組みなどが紹介されました。また、日本とペテルブルグの歴史的な友好関係の歴史についても触れられ、現在でも日本文化を発信するイベントが数多く開催されていることが紹介されました。

「もちろんバレエや演劇などの伝統的な文化的要素がペテルブルグの観光において果たしている役割には重要なものがあります。しかし、私たちは、古いものだけでなく、新しいものも立派な文化であるという考えのもとで、積極的に新しい観光名所の開発に努めています」

（ペテルブルグ市政府地方国際振興課　ザイコワ・ユリア・ニコラーエヴナさん）