2023年5月20日、当会専務理事の穗原充君が、ラ・サール中学校においてキャリア講演を行いました。「文系研究者のキャリアとロシア・ウクライナ紛争について」という題目の下、中学3年生を相手に1時間ほどお話しさせていただきました。

講演では文系の研究者・大学院生の働き方とロシア・ウクライナ紛争の2トピックを、グループワークを挟みながら解説いたしました。特にロシア・ウクライナ紛争についてはメディアではあまり目にしない分離紛争としての側面を解説し、既に彼らが有している国家間紛争の知識と合わせて立体的に同紛争を理解できるようにお話ししました。

奇しくもこの日はG7広島サミット開催日で、講演直前にウクライナのゼレンスキー大統領が広島を電撃訪問するというニュースが入ったことで、生徒さまの関心に応えられる会となりました。

さて当会では、ウクライナ軍とロシア軍との戦闘で犠牲になった方々および遺族の皆様に心からのお悔やみを改めて申し上げます。また実際の戦闘のみならず、今回の情勢を受けた激しい情報戦争のなかで、心無い扱いを受けている方々へも心から思いをお寄せいたします。

当会は、人的交流は政治問題とは切り離して考えるべきであるという立場のもと、国籍・民族を問わず、人間同士の交流の機会を生かしていくことに、引き続き取り組んでまいります。特に、これからの時代を担う若い世代の方々の活躍の範囲が狭められることや、成長の機会が奪われることを憂慮し、積極的に様々なイニシアティブを支援してまいります。

ラ・サール学園さまにてキャリア講演を実施いたしました。

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